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2010-07-11

「幻影の覇者ゾロアーク」見てきた

| 21:43

何ヶ月ぶりかの更新は、ポケモン映画の話。

昨日初日の「幻影の覇者ゾロアーク」、昨日の朝一で行ってきました。

ネタバレ満載の感想を書く気満々だが、とりあえずはネタバレにならない範囲から。


まず、今年のゲスト声優陣はよかった。みなさんけっこう上手。例年、1人あるいは何人かは、俳優さんとしてはいいけど、声優としては相当慣れてませんね、って感じのぎこちない人が見受けられるんだが、今年はそういう「やっちゃった」人はいなかったなあ。けっこう驚いたのが、リオカ役の加藤夏希で、かなり声優っぽく聞こえた。声優っぽく、というのは、顔を出さずにそれらしくしゃべりでキャラを作る、という意味で。この人経験者なのか? 特撮とかそっち方面からきた人だというのは聞いたことがあるが。

ゾロア役の人、泣かせる~!と思ったら、この人はプロの声優さんでした。自分は映画を見ている間は気がつかなかったが、ハム太郎の人だとか。


それから、これもネタバレにはならないと思いますが(もう発表済みだよね)、来年の映画は「ベストウィッシュ」シリーズになり、レシラムゼクロムと、なにか初見のかわいいポケモンが出るらしい。今日になってやっと気づいたが、新アニメシリーズのサブタイトル「ベストウィッシュ!」は、イニシャル略称だとBW、つまりブラック&ホワイトの略称と同じになるんだね。当然それを狙ったんでしょうなあ。


以下、ネタバレにて、続きを読む。


ゾロアーク」を見終わってとにかく思ったのが、「もっと見たかった!」。

なんというか、全体に端折った感じがあって、ここ、もうちょっと長く見たい!と思うシーンがささっと短く終わられていて、かといって冗長なシーンはなく、つまり、あれもこれも盛り込みたかったのに時間が足りなくてやむなくいーっぱいカットしてしまった、みたいな感じに仕上がっている感が。


事前の宣伝では、悪役との戦いが(おそらく意図的に)クローズアップされていたが、実のところストーリーのエッセンスは、悪役との戦いがどうこうよりも、基本は「お母さん探し」なのだ。日本人の好きなアレ、「母をたずねて三千里」とか「山椒太夫」とか「みつばちハッチ」とか、アレである。

その「お母さん探し」、もう親子ともども涙腺弱くなるアレなんだが、その部分が、もっとこう、場面としてやってほしかった、見たかった、と思ってしまいます。

もちろんそういう場面はいっぱい出てくるんだけど、なんかその涙腺弱くなりそうにひたりそうになるんだけど、あららっという間に次の場面へ展開してる。

それ以外でも、クルトとサトシたちが捕まってしまい、コーダイの飛行艇に連れ去られたとき、あっさりと解放してもらっちゃったり。ここは展開は見えてるけど、やはりもうちょっと引っ張るなり、すぐに助かるのが見えるようなセリフの伏線をクルト側から張るとかしてほしかったなー。

ラスト近くでも、コーダイが逮捕されて連れて行かれるとき、一瞬だけニヤッと笑うゾロアークのアップが写る。これで、ひどい目にあわされてきたゾロアークの溜飲が下がったことを表現しているのだけど、この場面が本当に一瞬で、えっ?と思うほど短い。なくしてしまうわけにはいかず、しかし長く写すほどの余分時間はない、というジレンマが見える。

実際、もうちょっと各場面を長く見たかったなー、と思った今回の映画でも、実際の上映時間はたっぷり2時間近くとってある。DVD化したり、テレビ放映したり、子どもが見ていられる時間内に抑えたり、ということを考えると、これが限界の長さだろうなぁ、とも思う。つまり、書き込みたい話の濃さ長さに対して、用意できる時間が絶対的に不足していて、いかんともしがたい、という状況なんだろうと思うわけで。

なんか、すごく惜しい、もったいない、と思う場面が多かったのです。もうちょっと長くしていいから、完全版というか決定版が見たいな、と思わせられてしまいました。

ゾロアークが瀕死となって、ゾロアが故郷の草原の幻影を見せる……という場面も、ここぞ、という美しい泣かせ場面なのに。場面が短いために説明不足になるのも残念。あの幻の草原は、瀕死となったゾロアークが故郷を思い出して見せたものなのか。それとも、ゾロアが大切なマァのために、本来なら発揮できないはずの力を出して(進化前なので大きな幻は見せられないという設定のよう)故郷の草原を見せて元気づけたのか。それによって、受け取り方も変わってくるしね。


ところで、ここ数年、主人公格ボケモンが「かわいい系」と「かっこいい系」が交互にきてるポケモン映画。

今年は「かわいい系」の年だよなぁ、と思ってましたら、やはりきましたねかわいい系。

あくポケモンと言いながら、ゾロアはso cuteでした!

声優さんが上手だったこともあるが、これは子連れの中高年女性(笑)にはど真ん中にきますね。ゾロア、かわいすぎるよ……。絵だけではわからないかわいさだ。実際に動いてしゃべるゾロア、やられた。

そして、ゾロアークが「お母さん」だったことも意外だった。実際には血のつながった親ではないんだけど、明らかにあれは母性だよな。公開までゾロアークが「母」であることをしっかり隠してきたプロモ、GJです。声も、聞いてみれば、メスの声なんだよね。

BWではゾロアゾロアークに会えるらしいけど、タマゴつくれるのかなあ。それとも、ギザピチューみたいな特殊キャラになっちゃうのかなあ。


最後に、気になること。

「ベストウィッシュ!」では新主人公登場か?と思われるようなシルエットが公開されているけど、映画の中でのサトシのセリフ「お前(ゾロアたち)の故郷へ絶対いくからなー!」は、もしかしてイッシュ地方でもサトシが登場する伏線なのか?

来年度の映画のPRでも、ポケモンは出ても人間は出ず。この時期、主人公が決定していないはずはないわけだから……まあ、なにか隠したい事情があるってことですよね。うん。